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副幹事長の挨拶(4)

後援会副幹事長 近藤 公久
(情報学部 教授)

本年度より後援会幹事を務めることとなりました近藤公久です。所属は情報学部です。私は慶応義塾大学大学院の修士課程を1986年に修了後、日本電信電話株式会社(NTT)に入社し、研究所に所属して基礎研究に携わってきました。2014年に本学に赴任して早10年が経ち、これまでずっと研究者として生きて来れたことを本当に幸せに感じております。私の専門は、卒論研究からずっと、人間の言語や認知に関わる分野です。当時のコンピュータの能力は現在のスマホにも遠く及ばないもので、現在では、ChatGPT、AIなど、誰もが耳にし、実際に使うことができる世の中になって、当時のものはどう考えても「おもちゃ」ともいえないレベルではありましたが、その魅力にとりつかれ、日々、大学に泊まり込んでおりました。学部時代は部活にも没頭し、良き友を得て、先輩から鍛えられ、後輩を導く、といった社会の縮図であっても、その世界は他に変え難いものでした。とにかく、学生時代を振り返ると本当に楽しいことばかりだった気がします。だからこそ、今、目の前にいる学生達に、学生生活を楽しく有意義に過ごして欲しいと心底思います。

 

NTT在職中は、NTTデータの開発部門でのプロジェクト管理や国際電気通信基礎技術研究所(ATR)での研究管理の経験をすることができました。これは私にとって大きな財産となっています。一人の力ではどうにもならない大きな壁をどう乗り切るか、人の協力を得るには何をなすべきか、そんなことを知らず知らず叩き込まれて今の自分があります。現在は、学生を教育、指導するという立場ではありますが、実際には、日々、若い学生達のパワーを時に吸収し、時になんとか跳ね返すことが、新たな楽しみとなっています。今回、後援会幹事を務めるにあたって、ぜひとも、ご父母の方々と語り合いながら、本学での学びが学生の未来の礎となるよう、微力ながらも貢献できればと意気込んでいるところです。どうぞ宜しくお願いいたします。

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