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イベント案内と報告

神奈川支部 文化見学会報告(2024年12月14日開催)

神奈川支部2025年01月29日

 12月14日(土)に、「学びと楽しみ<海から眺める横浜>」をテーマに文化見学会を開催しました。

 当日は天気にも恵まれ、51会員、73名(支部間交流の埼玉支部1名、千葉支部1名を含む)の方が参加しました。

 講演会はみなとみらい地区のオフィスビル7階に新設された「みなとみらいビジョンセンター」の

会議室にて、工学院大学副学長でもある建築学部まちづくり学科教授の野澤康先生をお招きし、

「これからの時代の都市更新-人口減少時代の再開発のあり方-」をテーマにお話しいただきました。

 野澤先生は神奈川県や相模原市の建築審査会委員も務められており、当日会場となりましたみなとみらい地区の再開発にも携わられていたそうです。当時、空中写真を撮るためにヘリコプターへ搭乗され「撮影のために、ヘリコプターのドアを全開にして・・・」と、お話しをされると、会場のあちこちから驚きの小さな悲鳴が聞こえました。

 講演会の内容は大きく2つのキーワードからお話しいただきました。

 ・「これからの時代」とは?都市計画を学ぶ際の基礎知識

 ・「都市更新」とは?~再開発に関わるお話~

 高齢化・少子化+人口減少が進んでいることは知ってはいましたが、それが起因となる地域の問題について、都市部では高度経済成長期、日本の発展とともに都市を中心に住宅がひしめき、狭い路地の奥や傾地に家が立ち並ぶようになったこと、そのような場所も築年数が経過し近年では災害が起こるたびにクローズアップされるようになったことなど、身近な場所や地域のスライドとともに分かりやすくご説明いただきました。

 人口減少は地方だけでなく都市部にも見られるようになり、そのためあらゆる機能を集中化し必要な道路等を拡張、整備することで再開発が進んでいます。

 市街地再開発事業の具体例の中で野澤先生の研究室も参画しエリアマネジメントを進めており、

地域の方々と活動されているとのことでした。

 

 講演会終了後は野澤先生にもご参加いただきシーバスにて横浜港クルージングへ。

 シーバス乗り場へ移動途中、横断歩道を渡る際に道路が広すぎて信号が変わるまでに時間が足りず慌てて渡るような状況になりました。

 「町の整備で交通道路が整い道は広くなったが、高齢化が進んだ地域では一回の信号で渡り切れない問題が出てきている」という講演会で聴講した内容をそのまま体験してしまいました。

 講演会場からシーバス乗り場のハンマーヘッドまで少し距離がありましたが、学部ごとのグループで移動し皆さんと会話しながら楽しく歩くことができ貴重な時間となりました。

 

 シーバスではガイドさんの説明とともに1時間、海側から見る横浜港の街並みを満喫し、また船尾側のオープン席では、少し冷たい風と波しぶきを感じることができました。楽しい時間を過ごした後、横浜駅東口ベイクォーターで下船、帰路につきました。

 年末近くの開催となりましたが多くの皆様に参加いただき無事終えることができました。

 

 末筆ではございますが講師をしてくださった野澤康先生、文化見学会に参加してくださった会員の皆様並びに埼玉支部、千葉支部の方々、支部代議員を代表して皆様に心から感謝申し上げます。

 

神奈川支部副支部長:丸山 教子

 

①司会(田中副支部長 左) 挨拶(佐山支部長 右)

②野澤先生の講演

③集合写真

④シーバス船内の様子

⑤停泊中の船舶

(上から 飛鳥Ⅱ、氷川丸、いず)

⑥海から見た赤レンガ倉庫

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