父母懇談会及び懇親会のご報告(2013年6月29日開催)

2013年6月29日(土)、名古屋市の名鉄ニューグランドホテルにて中京支部総会、父母懇談会及び懇親会が開催されました。大学側からは長澤泰副学長、後援会副幹事長で情報通信工学科の斎藤秀俊教授、学長補佐で工学部機械工学科の橋本成広教授他5名の大学教員の方々、総務の高橋章課長はじめ3名の大学職員の方々、本部後援会からは富山隆一副会長と馬場淳一副会長にご出席頂き、中京支部は18会員20名が出席致しました。

 

総会は山口副支部長の司会進行で、高村前支部長の挨拶に始まり、2012年度の活動報告(高村前支部長)・会計報告(吉田前会計)、会計監査報告(内山前会計監査)、2013年度の活動計画案、予算案が審議され、承認を得ました。次いで、新年度の今井支部長ほか役員10名の選出についても承認を頂くことができ、無事に総会を終了致しました。

 

引き続き行われた父母懇談会の全体会では、長澤副学長、後援会富山副会長よりご挨拶を頂き、後援会副幹事長の斎藤先生から学生生活全般について説明を頂きました。特に、学生生活全般の説明に関する講演の中で、「学生の学力維持のために、工学院大学は厳格にルールに従って単位を認定していること」、「学生支援センター利用回数と単位取得率は相関があり、何度も相談に来る学生は単位取得率や卒業論文着手率が高いこと」、「工学院大学では研究教育活動だけではなく、学生による創造活動やクラブ活動などを通じた社会人となるための自己啓発活動にも力を入れていること」などの話が取り上げられ、参加されたご父母にとって、耳の痛い話でもあり、大変ためになる話でもあったと思います。

 

全大会を終えた後、2つのグループに分かれました。1年生のグループについては、長澤副学長、斎藤後援会副幹事長、基礎・教養教育部門の内山先生、後援会本部役員から今後の学習方法・卒業までの必要単位、学生生活全般についての説明があり、予定の時間を少々オーバーするほどの活発な質疑応答が行われました。2年生以上のグループについては、各学科担当の教員の方々との個人面談が行われました。今年も、教員の方から子供の単位取得状況を聞いて青くなったり、ショックを受けたりされた会員の方は、いらっしゃらなかったと聞き及んでおります。

 

父母懇談会終了後、大学の教職員の方々、後援会本部役員の方々、支部会員の皆様にご出席頂き、中京支部の高村元支部長の司会の下で支部伝統のアットホームな懇親会が行われました。そして、長澤副学長からご挨拶を頂き、続いて今井新支部長より挨拶がありました。

 

その後、馬場後援会副会長の乾杯の音頭で懇談が始まりました。大学教員の皆様一人ひとりから、一言のご挨拶を頂きながら、ご父母同士の情報交換なども活発になされており、あっと言う間に時間が過ぎた感じで、いつものアットホームな雰囲気の中で楽しい歓談の一時を過ごしました。

 

ご参加頂いた皆様方のご協力により、中京支部総会、父母懇談会、懇親会が盛況のうちに無事終了できましたことに対し、心から厚く御礼申し上げます。どうもありがとうございました。

 

今回ご参加頂けなかった支部会員の皆様、ご父母にとっても大変有益で参考となり、且つ楽しい会ですので、是非とも次回は奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。

 

これからの新体制での1年間、どうぞ宜しくお願い致します。

 

支部総会の開催状況

 

 

父母懇談会の全体会

 

1年生のご父母の面談

 

2年生以上のご父母の個人面談

 

 

懇親会の様子

 

懇親会後の集合写真

 

 

文化見学会のご報告 (2013年9月14日開催)

■村上先生のご講演と学内防災関連施設の見学

台風18号が接近しつつある9月14日(土)、神奈川支部では「文化見学会」を工学院大学新宿校舎で開催致しました。

講師に建築学部まちづくり学科准教授の村上正浩先生をお迎えし、『地域防災拠点としての大学をめざして』と題してご講演を頂きました。

 

村上先生は、「いのちを守る『地域防災拠点』になることを目指している工学院大学が、地域社会に対し支援できることは何か?」といった趣旨のお話をなさいました。

 

このご講演において、興味深く思ったことは以下のことでした。まず、東日本大震災の発生時における大学による帰宅困難者への対応は、「学内対応」と「学外対応」に区別されていました。「学内対応」としては、学生や教職員の安全確保の視点から校舎内待機を大学側が指示し、待機者の名簿を作成することを実際に行ったとのことでした。次に「学外対応」としては、震災発生から数時間後に、新宿校舎の1階アトリウムおよび地下1階ラウンジへ、大学側は帰宅難民となった学外者受入準備を開始したとのことでした。そして、災害時に自力で避難することが困難な災害時要援護者を含む学外者に対して、防寒やセキュリティなどの震災対策に取り組んでいたこと、交通網の混乱や停電などの震災による災害に関連する情報提供が行われていたことが話題として取り上げられていました。

 

震災時において、大学側が取ったこれら迅速な行動は、2007年から本学を「減災・防災活動」のための地域拠点と位置付け、学生や教職員が地域の公共機関と連携して地震防災訓練を実施していたからこそ、出来たことだと思います。改めて、村上先生の「自分たちも被災者であるけど支援者になれる」という言葉が印象的に思えました。

 

村上先生のご講演後に、工学院大学新宿校舎の防災関連施設を見学しました。この見学で訪れた各階の「防災備蓄倉庫」や「災害対策本部」には、数々の防災備品が備蓄されていました。中には女性の視点に立った防災品なども常備され、大学側のきめ細かい配慮に感心しました。

 

また、見学会において印象深いと思ったのは、「あなたの思い出まもり隊プロジェクト」でした。このプロジェクトは、東日本大震災の津波で汚れた写真を修復して、依頼者の元へ返すという作業をしているとのことで、実際に修復作業中の学生さんの様子も見学させて頂きました。このプロジェクトでは、写真総枚数は22,990枚を取り扱い、そのうち修復可能な写真は15,056枚とのことで、すでに8,229枚の写真が修復を完了しているとのことでした。そして、写真を修復して返却した依頼者からも感謝のお手紙が届いていました。

 

以上のように、「いのち・つなぐ・ちから」を改めて感じさせられた講演会と見学会となりました。

 

最後に、見学会後の懇親会では、村上先生をはじめ建築学部建築デザイン学科教授の谷口宗彦先生、後援会前年度会長の竹内喜美子様、「あなたの思い出まもり隊プロジェクト」の学生さんにもご参加頂き、楽しいひと時を過ごして、今回の行事を無事終了致しました。

 

講演会の様子(講演者は村上正浩先生)

 

文化見学会にて(新宿校舎内の災害対策本部)

 

文化見学会にて(新宿校舎屋上)

 

文化見学会にて(あなたの思い出まもり隊プロジェクト参加学生による説明の様子)

 

キャンパス見学会のご報告(2013年9月28日実施)

秋の気配が日増しに濃くなる初秋の2013年9月28日(土)、工学院大学新宿キャンパスにて開催された「キャンパス見学会」に中京支部から11会員17名が参加致しました。

 

午後1時から1階アトリウムにて開会式が行われました。まず、大学及び後援会本部から出席された方々の紹介があり、次いで水野学長と波多野会長(後援会本部)からご挨拶を頂いた後に、キャンパスの概要について説明がありました。

 

その後、子供の所属学部・学科別のグループに分かれ、 高層棟の屋上、28階会議室、27階~15階の各学科研究 室、大学院生室、実習室、学習ラウンジをはじめ、14階情報科学研究教育センター(パソコン演習室)や10階CAD室、9階建築設計室、2階図書館・就職支援センター、B1階学習支援センター・学生ホールなど、素晴らしい教育・研究の設備と環境を見学させて頂きました。

 

研究室や演習室では、学生達に研究内容の説明をしてもらいました。このような対応をしてもらうことで、学生達自身が取り組んでいる研究内容が良くわかると共に、学生達の熱意や苦労も伝わって参りました。特に、最新の機器である3Dプリンターのデモやロボット制御の実演など、親の世代にとっても非常に興味深いことであり、父兄と学生の間で活発な質疑応答が行われていました。

 

見学会の後、中層棟7階の学生食堂にて懇親会が開催されました。この日は、東北・茨木・神奈川・長野・静岡・中京・南九州の7支部約170名のご父母・保証人の皆様が参加され、本部役員・大学の教員・大学の職員の皆様も含め、それぞれ大いに懇親を深めることができたと思います。

 

見学時は支部単位ではなく、子供の所属学部・学科別のグループであったこともあり、中京支部の皆さんがバラバラになってしまいました。そのような状況でも、子供達が東京の真ん中の「新宿キャンパス」で最新の教育を受け、色々な研究をしていることを、皆さんご自身で体感頂けたのではないかと思います。
ご参加頂いた中京支部の皆さん、ありがとうございました。今回の見学会に、ご参加されなかった方・ご都合によりご参加を見送られた方、次回は是非ご参加くださいますようお願い申し上げます。

 

研究内容の説明

 

ロボット制御の実演

 

3Dプリンターのデモ

 

 

参加された中京支部の皆さん