2014年度後援会本部年間行事

■2014年度後援会本部年間行事

 

 

年月日 会議・行事名
2014/4/1(火) 入学式後の父母説明会
2014/4/12(土) 第4回正副会長・幹事会
第8回理事会
2014/4/19(土) 会計監査
2014/4/26(土) 第5回正副会長・幹事会
第9回理事会
代議員会(予算決算承認、役員改選等)
2014/5/10(土) 定期総会(予算決算報告、役員改選承認)
第1回理事会
2014/5/17(土) 第2回理事会
新旧役員・幹事歓送迎会
2014/7/19(土) 第1回正副会長・幹事会
第3回理事会
2014/9/13(土) 第2回正副会長・幹事会
第4回理事会
2014/10/4(土) キャンパス見学会
2014/10/11(土) キャンパス見学会
2014/10/25(土)~26(日) 本部役員研修会
第5回理事会
2014/11/15(土) 全国支部長会議
2014/12/13(土) 中間会計監査
2015/2/14(土) 就職に関する懇談会
第6回理事会
2015/3/7(土) 第3回正副会長・幹事会
第7回理事会
2015/3/20(金) 学位授与式
卒業記念祝賀会

 

 

※上記内容については、予定のため変更される場合があります。

2014年度父母懇談会日程表

■2014年度父母懇談会日程表

開催日 支 部 開催場所 対象都道府県
5月25日(日) 栃木支部 宇都宮市 栃木
「ホテル東日本宇都宮」
5月25日(日) 千葉支部 千葉市 千葉
「三井ガーデンホテル千葉」
5月31日(土) 南九州支部 鹿児島市 鹿児島・熊本・宮崎・沖縄
「ブルーウェーブイン鹿児島」
5月31日(土) 中京支部 名古屋市 愛知・岐阜・三重
「名鉄ニューグランドホテル」
6月1日(日) 北九州支部 福岡市 福岡・長崎・佐賀・
大分
「八百治博多ホテル」
6月1日(日) 近畿支部 大阪市 大阪・兵庫・和歌山・京都・滋賀・奈良
「ホテルグランヴィア大阪」
6月1日(日) 山梨支部 甲府市 山梨
「アーバンヴィラ古名屋ホテル」
6月7日(土) 東京支部 本学「新宿キャンパス」 東京
および「京王プラザホテル」
6月14日(土) 中国支部 広島市 山口・広島・岡山・
島根・鳥取
「ホテルJALシティ広島」
6月15日(日) 四国支部 松山市 高知・徳島・愛媛・
香川
「国際ホテル松山」
6月21日(土) 静岡支部 静岡市 静岡
「ホテルセンチュリー静岡」
6月21日(土) 奥羽支部 盛岡市 岩手・青森・秋田
「ホテルエース盛岡」
6月22日(日) 東北支部 山形市 福島・山形・宮城
「山形国際ホテル」
6月28日(土) 群馬支部 高崎市 群馬
「ホテルメトロポリタン高崎」
6月29日(日) 新潟支部 長岡市 新潟
「ホテルニューオータニ長岡」
6月29日(日) 茨城支部 土浦市 茨城
「ホテルマロウド筑波」
7月6日(日) 神奈川支部 相模原市 神奈川
「小田急ホテルセンチュリー相模大野」
7月6日(日) 北海道支部 札幌市 北海道
「センチュリーロイヤルホテル」
7月6日(日) 長野支部 松本市 長野
「松本東急イン」
7月13日(日) 北陸支部 富山市 富山・石川・福井
「ANAクラウンプラザホテル富山」
7月13日(日) 埼玉支部 川越市 埼玉
「川越東武ホテル」

2月15日(土)「就職に関する懇談会」の開催について

2月15日(土)に新宿キャンパスで行われる「就職に関する懇談会」は、2月15日7時時点では開催予定です。

降雪にともなう影響が予想されますが、来場予定の方は、無理をせずお気をつけてお越しください。

なお、集合状況によっては、開始時間を遅らせる場合があります。

 

※悪天候により開催予定を変更する場合は、当ホームページ上でご案内いたします。

 

埼玉支部新年会実施のご報告(2014年1月26日開催)

当支部では、平成26年1月26日(日曜日)に新年会を実施しました。参加者は26名でした。

当日は、参加されるご父母の方々に越谷駅へ集合して頂きました。そして、「越ヶ谷宿をめぐる。」という第一のイベントを開催し、昼下がりの越谷の街並みを散策しました。その後、第二のイベントとして、講演会および懇親会を行いました。

まず、「越ヶ谷宿をめぐる。」では、越谷観光ボランティアガイド3名の方に先導されながら、越谷の歴史を訪ねて散策を楽しみました。ガイドの方からは、江戸徳川幕府時代に奥州街道(現在の日光街道)の宿場町として取り立てられた越ヶ谷宿について、その街道沿いに当時の佇まいや歴史的建築物が残る街並みが維持されていること、越ヶ谷の総鎮守で昨今は「クイズ神社」としても全国に名が知れ渡っている久伊豆神社などについて、丁寧な説明を聞くことができました。

 

その後、越谷サンシティホールに移動し、工学院大学建築学部建築学科教授の山下てつろう先生のご講演を拝聴しました。

山下先生は、建築計画がご専門で、多くの病院と福祉施設の建築に携わってこられました。主な研究テーマは、教育施設及び教育環境の計画研究、医療施設及び医療環境の計画研究、福祉施設及び福祉環境の計画研究で、研究室では人口減少・少子高齢化社会を見据えた建築のありかたについて、学生とともに取り組んでおられます。今回は、「まちの中の大学の建築」という演題でご講演を賜り、次の事項に強く興味を惹かれました。

1. カレッジ(単科大学)とユニバーシティー(総合大学)の語源は、大学が発生する過程で登場する、学寮や寄宿舎を意味するcollegium(カレッジへ)と、組合・組織を意味するuniversitas(ユニバーシィティーへ)に由来している。

2. いわゆる“教授の教えの復唱(権威主義な学風)”に重点を置いた東京大学、復唱のみでは先が無いとの経緯から、“学生間の論議(自由な学風)”に重点を置いた京都大学など、国立大学(旧帝國大学)設立理念の違い。

3. これからの日本の建築物は、高齢化・少子化を踏まえ、福祉・医療に関わる施設を手厚く容易に取り込むことができる構造物としていかなければならない。

4. 人は、何事も視点・立ち位置によって、見え方・感じ方が違う。これは、建築物にも当然言えることである。このことから、何事にも本筋が肝心なように、建築物でも基本構造が最重要となる。

山下先生のお話を拝聴して、なるほど大学・建築物は、実社会との結び付きの中で、変遷・発展していくものだと感心させられました。

 

最後の懇親会では、参加されたご父母の方々の近況報告や、在校生たる子供たちの学業状況や就職活動の体験談、社会人となった子供たちの就業状況の報告などがあり、山下先生からのご助言を含め、それらに対する忌憚の無い意見交換がありました。このため、予定の2時間がアッと言う間に過ぎてしまいました。

ご父母からは、山下先生と直接お話が出来て良かったなどの声もあり、有意義なひと時を過ごせたものと思います。

ご参加下さいました山下先生、会員の皆様、準備下さった幹事の皆様、ありがとうございました。

 

写真1 越谷の久伊豆神社にて

 

写真2 山下先生のご講演

 

写真3 懇親会で山下先生と共に

 

文化講演会実施報告について

関東地方も寒波に包まれた12月14日(土)に、工学院大学新宿校舎28階第1会議室で、神奈川支部の『文化講演会』を開催いたしました。

 

講師に工学院大学グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科教授の塩見誠規先生をお迎えし、『生活の中の材料と加工』という演目でご講演いただきました。塩見先生のご専門は機械工学とかねがね伺っておりましたが、ご講演を通して、先生のご研究が材料加工(特に塑性加工)、固体力学などに及ぶことを知り、先生の幅広い研究フィールドにとても驚きました。今回のご講演では、身の回りの日用品から工業製品までの様々な素材について、素材自身の作り方から、その素材を用いた製品の加工法などについて、分り易くご紹介いただきました。

 

ご講演は、非常に身近な飲料用の缶である3ピース缶と2ピース缶の構造の違いから始まりました。まず、3ピース缶は、上の蓋・胴・下の蓋の3つのパーツから成り、缶胴に継ぎ目があり、2ピース缶は、上の蓋・胴の2つのパーツから成り、缶胴に継ぎ目がないので途切れないデザインができるというお話を伺いました。そして、2ピース缶は「深絞り成形」という製造法によって、初めはアルミニウムで作られていましたが、加工技術の進歩によりスチールでも作られるようになったとのことでした。飲料水メーカーからすれば、缶の中味やデザインも大事ですが、缶が軽いと運送量を増やせるので、輸送費をコストダウンできるというメリットがあるとのことです。これとは別に、飲み残しを持ち運べるキャップ式アルミ缶(基本的には2ピース缶)のように、入れ物自体に付加価値をつけた物なども存在し、経済的な要素を考慮したもの以外に、色々な缶が出回っているということでした。

 

次に、アルミニウムについてのお話を伺いました。アルミニウムは、私たちの生活の中で、缶だけでなく台所用品、1円玉、電車や飛行機の部品にも使われている馴染み深い存在です。アルミニウムの製品素材は、原料となるボーキサイトから作られる「新地金(しんじがね)」、もしくはスクラップアルミからリサイクルされる「二次地金(再生地金)」を加工して得られるとのことでした。また、前者の「新地金」を作るには多くの電力が必要となるので、日本ではほとんど作られず、オーストラリアやロシアなどからの海外輸入に殆ど頼っている状態とのことでしたが、後者の「再生地金」は不純物を取り除くだけで生成できるので、少ない電力しか必要とせず、日本でも生産しているとのことでした。以上のように、アルミニウムを巡る地理や経済に関する話題まで展開され、講演内容を一つ一つ興味深く拝聴させていただきました。

 

さらに、ご講演では、日常生活で馴染みがあるプラスチック容器の加工法についても、ご紹介いただきました。例えば、飲料用ペットボトルは押出成形という加工法で製造されているとのことでした。また、油や洗剤の容器はブロー成形、お弁当容器は射出成形というように、収納物や用途などによって成形方法が異なるとのことでした。

 

上記以外に、青銅などの銅加工の歴史、焼き物やガラスなどのセラミックスの話など、多種多様な素材について多元的なお話を伺うことができ、素材加工技術が色々な要因を考慮して発展してきたことに何となく思いを馳せながら、有意義な時間を過ごすことができました。

 

この講演会の終了後、新宿校舎中層棟8階のファカルティクラブで懇親会を開催しました。この懇親会には、塩見先生の他、工学部機械工学科教授の立野昌義先生、後援会の波多野剛会長にもご参加いただき、予定時間を超える楽しい一時となりました。

 

最後になりますが、年末のお忙しい中、今回のご講演を快くお引き受けいただいた塩見先生に改めて厚く御礼申し上げると共に、ご出席いただきました支部会員の皆様方にも感謝申し上げます。今後とも、後援会の活動に皆様方の暖かいご支援・ご協力を賜りますようお願いいたします。

 

塩見誠規先生のご講演(文化講演会にて)

 

塩見先生と立野先生を囲んで(懇親会にて)