8月23日(土)24日(日)に工学院大学八王子キャンパスで恒例の科学教室が開かれました。学校主催行事ですが、最近ますます知名度が上がり、参加者も増えてきているようで、後援会も注目しています。会員のお子様達も活躍していると聞き、八王子会場を訪問しました。ご参考にしていただけたら幸いです。
23日は朝から曇り空で、いつ雨が降って来てもおかしくないような空模様でしたが、元気いっぱいの子供たちでキャンパス内は大賑わいでした。大学に向かうバスの中では、弟とその友達を連れ立った6年生くらいの男の子が「着いたら一番に○○に行こうぜ。そこは××だから」というような話をしていました。バスが大学の停留所に着くと、彼らは一目散に飛び出していきました。お目当てのブースで楽しめたかな?
バスを降りると案の定、今にも雨は降り出しそうでした。まずは、受付を済ませた後、一番上の体育館に向かうことにしました。そこでは、科学教育センター長の矢ケ崎先生にもお会いすることができました。先生は「午後から雷大雨注意報が八王子に出ているので、子供たちの避難場所をそれぞれ確保しなければならないんです」とおっしゃって大忙しのご様子でした。停留所辺りの気温に比べると体育館周辺はひんやりしていて、いつどっと降り出すかわからないなと思い、体育館内の『燃料電池機関車』『巨大シャボン玉に入ろう』を見て少しずつ下のブースに降りることにしました。
午前10時半を回ると時間予約の整理券を配るブースはほとんど締め切られる位の大盛況で、子供たちは天気なんか全くお構いなしという感じで、元気いっぱいでした。
昼時は、スチューデントセンターにある生協の食堂は家族連れでいっぱいでした。それぞれ自分が作った作品を見ながら、とても楽しそうに食事をしていました。
午後まで何とか雨に見舞われることなく、子供たちのたくさんの楽しい笑顔を見ることができました。彼らの将来は科学者かな?でもこういう体験が子どもたちには大切であることを実感しました。自分の手で触れる、目で見ることができる、そして自分で作れる。もっともっと多くの子供たちに味わって欲しいサイエンスイベントでした。
献身的に子供たちの世話をされた学生諸君には頭が下がる思いです。ほとんどのブースで、企画・準備から当日まで学生主体で行われているこの科学教室には、また来年も頑張っていただきたいと思いました。
なお、10月19日(日)には長野県諏訪市で出張科学教室が開催されます。
記(DVD担当)副会長 片 岡 伸 樹