当支部では、2018年1月20日(土)に支部新年会を実施致しました。参加者は、代議員および顧問と先生を含む29名でした。
当日は、参加されるご父母の方々とご講演いただく高見知秀先生に、さいたま市にある埼玉県立歴史と民族の博物館にお集まりいただきました。博物館は大宮公園駅から徒歩5分ほどの場所にあり、桜の名所として有名な大宮公園内に在所します。同公園内にはパワースポットとして人気の武蔵一宮氷川神社もあり、日本一長い参道が有名で初詣を済ませてから来られた方もいました。
博物館では、埼玉における人々の暮らしと文化の常設展が10の部屋に分かれており、ボランティアガイドの説明を受けた後、自由にそれぞれの部屋を見学しました。じっくりと名刀を見詰める方や、館内はとても広く駆け足での見学となり「またゆっくり来たい!」と話された方もいました。
今回は、氷川神社の明治天皇ご行幸150年を記念した特別展『明治天皇と氷川神社』が開催されており、埼玉の深い歴史を楽しむことができました。有名な建築家前川國男による自然の中にたたずむ素晴らしい建築を堪能し、静かな竹林の景観に心癒されました。
その後場所を変え、大宮駅近くの海鮮個室「鮮や一夜」にて、高見先生による講演会を拝聴しました。教育推進機構で化学の授業を担当されている高見先生の研究室「ナノ化学研究室の日常」という副題でご講演いただきました。
ナノとは、1ナノメートルをビー玉の大きさに例えると、9回倍位拡大をして、地球の大きさになったものがまだ1原子という位小さいもので、発見されてまだまだ新しい今後に期待される原子です。そんな小さいものをどうやって観察し、操作するのかを、①原子は見えるものなのか?②誰が見たのか?③原子分子を操る!と順序立ててわかりやすく、研究室で扱われる装置の開発も含めてお話いただきました。
先生はご父母の方に問題を問いかけたり、時には大学の学生の話を交えながら本当に楽しそうにお話してくださいました。また、先生ご自身のアメリカ等での生活ぶりなど話題豊富で、大変面白く、先生の話術にみな惹かれていきました。参加者からもリラックスして楽しかったとの感想もいただきました。こぼれ話のような「ビールでなぜ痛風になる?」や「アルコールからダイヤモンドができる?」など化学の奥深さを感じ取れる話も大変興味深く聞かせていただきました。
最後にはご父母からの質問にも丁寧にご返答頂きありがとうございました。
その後休憩をはさみ、高見先生を囲んでの懇親会となりました。
参加されたご父母の方々の自己紹介から始まり、美味しい食事を前にお酒も入り、和やかな雰囲気の中、多いに盛り上がりました。初めて行事に参加して頂いた代議員の方や、代議員会や研修会に続いて参加してくださった方々も多く、大変嬉しく思いました。皆それぞれ話も弾み、埼玉支部らしく笑い声の途切れない楽しい宴となりました。
最後になりますが、ご講演いただきました高見先生、参加くださいました皆様、ありがとうございました。これからも多くの支部の皆様の参加をお待ちしております。
記 副支部長 橋本直美