本年度の千葉支部講演会は当初の予定ではリニューアルされた新宿キャンパスのアトリウムの見学を兼ねて新宿キャンパスで行う予定でしたがコロナ感染者数の再増加という状況を考え、初めてのリモートでの開催となりました。
2020年12月5日(土)、会場となった千葉市民会館の第1第2会議室に支部会員15名にお集まりいただき、さらに後援会幹事長の雑賀高先生にはリモートでご参加いただきました。
講師の工学部機械工学科教授西谷要介先生にはリモートでの講演をお願いいたしました。
Zoomによって西谷先生と千葉会場の映像、音声が繋がりいよいよ講演会が始まりました。
司会進行役の市川副支部長の開会の挨拶、鵜澤支部長の挨拶の後『環境にやさしいプラスチック』の演題で西谷先生の講演が始まりました。
まず、より軽く強く丈夫な材料としてのプラスチックの開発により、私たちの周りにはたくさんのプラスチック製品が存在しますが、より軽く、強く、丈夫なプラスチックの開発により更に多くの可能性があるというお話。
次に環境問題とリサイクルの基礎、生分解性プラスチックとバイオマスプラスチックについて詳しく教えていただき、更に西谷先生の研究室で行われている研究についても教えていただきました。
講演後には西谷先生の研究室がなぜ機械工学科なのか?主婦目線からはペットボトルをリサイクルに出す手順を簡略化できないのか?これからは金属がプラスチックに代わっていくのか?紫外線で劣化しないプラスチックの研究は行われているのか?3Dプリンターについて、建材としてのプラスチックについて、メーカーによって値段が違うのはなぜなのか?大学院についてなどたくさんの質問に答えていただきました。
西谷先生の講演やお話は具体例を交えて、とても分かりやすく、楽しいお話で難しい内容も身近に感じることができました。
最後に雑賀先生にも一言いただき、リモートでの写真撮影を行い後援会は終了となりました。
初めてのリモート開催で不安もあった今回の講演会は途中音声が入らなかったりする場面もありましたが、西谷先生と会員の間で沢山コミュニケーションを取ることもでき、有意義な時間になりました。
(記:千葉支部副支部長 今中 ひろみ)