2016.12.11 千葉支部講演会のご報告 【はじめに】 平成28年12月3日千葉市文化センターにおいて、大学後援会副幹事長、情報学部コンピュータ科学科教授の田中久弥先生をお招きして講演会を開催いたしました。 当日は、当支部会員のほか神奈川、埼玉の各支部より5人、また当支部OB3人のご参加をいただき、30人ほどの参加人数となりました。 【講演会】 講演に先立ち、久野支部長のあいさつ、田中先生のプロフィール紹介後、「脳とコンピュータをつなぐ技術」と題してご講演をいただきました。 田中先生は、脳やカラダを計測して意味のある情報を取り出す技術「生体情報処理」のご研究をされています。脳波を計測してスイッチ情報を取り出してコンピュータにつなぐ研究は、医療機関等と連携して、手でキーボードを打たなくても目で文字を見るだけで文書が打てるといった、障がいを持たれている方やALS患者の生活支援につなげられているようです。さらに、ブレインコンピュータインタフェースを使った初期認知症の診断は、海外の方が増えている現在、これからますます必要とされる技術になるようでした。 また、先生には猫のようなふさふさの耳がついた脳波センサーを多数お持ちいただき、会員の多くがリラックスモードのα波、集中モードのβ波を測る実験をして楽しみました。 なお、研究室や学会での学生の写真から、工学院大学のOBでもある先生の熱く温かいご指導の思いが多々感じられ、このような先生がいらっしゃる大学に子どもが通っていることに親として嬉しさを感じました。 【懇親会】 講演会終了後は、田中先生を囲んで懇親会を開催し、千葉支部だけでなく首都圏支部の方々にもご参加していただくことができました。楽しいひと時を過ごすことにより、支部を超え交流を一層深めることができたと思います。 【むすびに】 今年度の講演会も盛会に終了することができました。 田中先生をはじめ、ご参加くださいました会員・OBの皆さん、そしてご尽力いただいております後援会事務室の皆さんに感謝申し上げます。 来年の講演会には、さらに多くの皆さんにご参加いただき、会員相互の交流がなお深まりますことを願っております。 (記;千葉支部 米倉 玲子) 講演会 田中先生ご講演 脳波センサー実験中 集合写真