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2019年01月21日
2018年12月1日、本年度は新宿キャンパスのB0523教室をお借りして千葉支部講演会を開催しました。当日は支部会員と支部OBの方、埼玉支部からもお越し頂き、約30名の方にご参加頂きました。
講師には工学部機械工学科教授の伊藤慎一郎先生をお招きし、ご講演を頂戴しました。
伊藤先生は、流体力学「空気の流れ・水の流れの研究からの生き物の動き(泳ぎ・飛び)」について研究されており、TVにも多数出演ご活躍されておられます。
まず初めに石野支部長の挨拶があり、鵜沢会計監査より伊藤先生のプロフィール紹介の後『動物の動きと人間の動き―動きと形-』の演題で伊藤先生の講演会が始まりました。
陸上動物と魚類の骨格の違いや、魚の尾ビレの形では高速回遊魚は三日月型で根魚は団扇型である事、白身は瞬発筋で赤身は持久筋で、その生活形態で分かれているそうです。また、伊藤先生は2002年に『スッポン泳法』を世界に発表されておられ、これはスッポンとカメの泳ぎを解析し数式化、それをそっくり人間に当てはめてみたら最大推進力を出せるという研究発表で、現在は4泳法全てにおいてスッポン泳法がスタンダードとなっており、現在の日本水泳陣の活躍はこのスッポン泳法の成果でもあります。インターネットで『スッポン泳法』と検索すると伊藤先生の詳しい研究発表を見ることが出来ますので、是非ご覧になって下さい。他にも私達の身近な題材(飛行機、車、動物)を沢山取り上げて頂きとても判り易く、そして面白くお話しして頂きあっという間に一時間半が過ぎてしまいました。また講演の間に伊藤先生の出演されたTVのVTRを流して下さり、会場からは笑いや歓声が起きる大変楽しい講演会となりました。伊藤先生の研究のますますのご発展と、ご活躍を期待しております。素晴らしいご講演を有り難うございました。
講演会後は7階食堂にて、伊藤先生を囲んで懇親会を開催しました。美味しいケーキや軽食を頂きながら伊藤先生と個別にお話させて頂き貴重な時間を過ごすことが出来ました。その他にも、支部役員が八王子祭で購入してきた、みつばちプロジェクトの学生さんが採取した「はちみつ」を全員で試食しました。季節によって違う花の蜜なのではちみつの色や香りも時期により全く違い、秋のはちみつは栗の花の蜜なので栗の香りがしてとても美味でした。また、懇親会は会員同士や支部間の情報交換や交流を深める場ともなり、話題も満載で実り多き会となりました。
普段中々お聞き出来ない素晴らしい先生の講演をお聞きする事が出来ますので、来年度も多数の会員のご参加を心よりお待ちしております。
(記:千葉支部会計 小林悦子)