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2021年11月16日
今年度の千葉支部の社会見学会は、八王子キャンパスで2号館の施設見学とVR体験を予定しておりましたが、新型コロナ感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令に伴い、現地開催からGoogle Meetを利用したオンライン形式へ変更して開催されました。
当日は、情報学部情報デザイン学科の教授、また、教育開発センター数理・データサイエンス・AI教育推進室長でもある田中久弥先生をお迎えし、八王子キャンパスにいらっしゃる先生と参加者をリモートでつないでの講演会となりました。
定刻となり、司会進行役の北澤副支部長の開会の挨拶、市川支部長の挨拶の後、いよいよ田中先生の講演会が始まりました。ご講演の演題は「VR・生体計測技術と福祉応用」。実際の授業で使用されているスライドなども使用してのご説明が始まりました。
脳波には顔を認識する脳波が存在すること、ゲームをしている時やリモート時に心電図により心拍の変化によるストレス評価やゲーム依存症の判定、筋電図による筋力疲労の計測、視線等、これらを計測しすべて数値化し評価することができ、これらは我々にも手に入る市販されているウェアラブルデバイスにも応用されており、新しいヘルスケアビジネスにつながっているといったお話がありました。
また、田中先生の研究として、東京医科大学との共同プロジェクトとなる認知症のスクリーニング検査に取り組まれていること、脳波により感情を可視化することができることなどのお話がありました。
講演後の質疑応答では、先生が医学にかかわる研究に進まれたきっかけや別の分野の先生と研究する際にご苦労はなかったか、大学内の他の学部とのコラボはないか? また、工場などでの高齢者やひとり作業時に体調不良が起こった時に検出するようなことがあるのか等々、たくさんの質問があがり、それらに対してもひとつひとつ丁寧にご回答いただきました。
次に先生が顧問をしておられる学生プロジェクトの「VRプロジェクト」について、実際に学生の方々が作られた大学キャンパスのVR映像をデモンストレーションいただきながらご紹介いただきました。
その後、田中先生が研究室から出られて、スマートフォンを使用して研究室のある八王子キャンパス2号館のご紹介をリモートで行っていただき、プチキャンパス見学を行うことができました。
終始、楽しく和やかに進行した講演会も終わりの時間を迎え、最後に参加者全員、パソコンのカメラをオンにして画面キャプチャーによる記念撮影にて終了となりました。
完全リモートでの講演会の開催は初めてのことではありましたが、かなり盛りだくさんな内容で参加者には大変有意義な時間になったことと思います。
(記:千葉支部副支部長 中村由里)
【講演の中でご紹介頂いたWebサイト】
https://www.youtube.com/watch?v=RU76cCbGDl8
https://goo.gl/maps/Z547XAUTUcm6qwsR9
https://www.ns.kogakuin.ac.jp/~wws1041/