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2024年01月25日
2023年12月10日、千葉市生涯学習センターにて、千葉支部主催の講演会「いのちとくらしを守る防災」をテーマに講演会を開催しました。今回は、工学院大学建築学部まちづくり学科教授の村上正浩先生を講師にお招きし、大規模災害への備えについてお話を伺いました。
当日は39名の参加があり、千葉支部会員9名、OB7名の他、支部間交流の一環として、東京、神奈川、埼玉といった首都圏支部役員8名の方も参加してくださいました。また、今回初めて一般の方も対象として、15名の参加があり、共に地域防災について学びながら、工学院大学を知ってもらえる良い機会となりました。
講演内容ですが、「いざ災害が起きた時に後悔しないためにはどのような備えが必要か」「いざという時に命を守る行動とは何か」「災害の起こりやすい地形や地盤はどのようなものか」などといったことについて分かりやすく説明していただき、改めて防災について考えることができました。
その中でも印象に残ったのは、「それぞれの避難スイッチ」を持つことが大切だということです。「避難」とは、「難」を「避」けることとして4つの行動があり、普段からどう行動するか決めておくのが大事なのであり、安全確認ができたのであれば自宅にいても大丈夫、すなわち無闇に外へ行くことよりもその場に留まることも大事であるという意外な言葉がありました。家財の転倒防止や食料備蓄、防災グッズの用意など、今からできる備えをしっかり考え心掛けることで、これからまたいつか起こるであろう災害に、講演で学んだ知識を忘れずに、実践したいと思いました。県内の一般参加者からも「災害後に想定される被害や備えの必要性を改めて学ぶことができた」との感想もきかれました。
貴重なお話を聞いた後、場所をイタリアンカフェに移し、村上先生と講演のお手伝いいただいた村上研究室4年生の井上さんを交えた懇親会が開かれました。美味しい料理とお酒を楽しんだ和やかな時間の中、話題は防災に関することからお子さんの大学生活のことまで幅広く盛りだくさんな内容で、とても有意義な会になりました。
今後もこのような楽しく学べる支部行事にしていきたいと感じ、ぜひとも一人でも多くの会員の皆様に参加していただきたいと思いました。
千葉支部理事 三浦節子