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2020年02月01日
11月30日(土)にみなとみらい線「日本大通り駅」近くにある、シンボルの時計塔が「ジャックの塔」の愛称で親しまれており、国の重要文化財でもある横浜市開港記念会館において、参加67名の下、神奈川支部主催の文化見学会を開催いたしました。この由緒ある建物に建築学部まちづくり学科、星 卓志教授をお迎えして「今日のまちづくりの話題」の演題で講演をしていただきました。
話題について、星先生が用意してくださいました次の5項目の中から参加者の多数決で決めるという、落語の演目を当日のお客の雰囲気で決めるような手法により場が一気に和みました。
1)中心市街地問題
2)空間と場所(まちの価値を守る)
3)公共空間とエリアマネジメント
4)コンパクトシティの理念と現実
5)近代都市計画の成立と日本の都市計画
結果、最初に4)、次に3)について話していただきました。人口増により今まで市街地を外へ拡大し続けてきたが、人口減となっていく中で生活の利便性が高い状態を保つために、人口密度が高く市街地が凝縮されたコンパクトシティをどのように形成していくかが重要とのことを学びました。
また、家、学校や職場以外の自分の場所としての第三の場所というものがあること。そこは皆が平等で、誰か知り合いがいて気さくな雰囲気で気軽な話が出来、軽く飲食も出来、アクセスしやすい場所であること。そして生きた第三の場所を作るためにエリアマネジメントが必要で、民間や非営利的活動組織に委ねることが急増していること。最後に世界や日本の例をいくつか紹介していただきました。
講演の後、参加者の皆さんには資料コーナー等、会館内を自由見学していただき、その後象の鼻パークへ移動、天気に恵まれ思った程寒さも厳しくなく、ガイドさんの説明と共に1時間の横浜港クルージングで夕暮れの綺麗な景色を満喫していただけました。
今回は4年振りの学外での文化見学会となりましたが、事後のアンケートにおいても、総合満足度95%の評価をいただけました。
今後も魅力的なイベントを神奈川支部として実施していきたいと思いますので、案内葉書が届きましたらご検討よろしくお願いいたします。
(記:神奈川支部副支部長 新屋 正芳)