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2015年10月20日
9月26日(土)、神奈川支部主催の文化見学会が開催されました。今年度は、貸切バスにてお子様達がゼミ合宿や部活等で利用される富士吉田セミナー校舎を見学に行きました。また、セミナー校舎では、機械システム工学科・准教授の羽田靖史先生を講師にお迎えし、『ロボットによる災害対応』と題したご講演を拝聴しました。その後、キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所にて工場見学及び試飲を行って帰着するという行程で、ご家族やご夫婦での参加も含む会員35名の参加で行われました。
当日朝、工学院大学新宿キャンパス前に集合し、9時に出発しました。富士吉田セミナー校舎に到着後は管理人の渡辺様ご夫妻に校舎内を案内して頂き、持参したお弁当で昼食タイム。美味しいお味噌汁や自家製のお漬物も振る舞って頂きました。当日はゼミ合宿の学生さん達が利用されており、ご多忙のところ、本当にお世話になりました。
その後、セミナー室にて羽田先生のご講演を拝聴しました。先生は、理化学研究所や情報通信研究機構の研究員等の経歴もお持ちで、現職に就かれていらっしゃいますが、工学院大学では学科幹事も務められているので、学生生活や大学院への進学(生涯賃金)のお話しなど、多岐にわたるお話を伺うことができました。本編では、‘ロボットの定義と身の回りのロボット’‘閉鎖空間の高速移動探査群ロボット’‘ロボットの未来に向けた活動’についてのお話でした。ロボットというと人型ロボットのようなものをイメージしがちですが、「認知・判断・行動を自動で司る洗濯機や掃除機といったものも立派なロボットである」とか、「災害対応ロボットはまだまだ発展途上であり、次の災害を見据えた研究開発が必要である」とか、「今後の課題として、法律の改正や政治的な取り組みも必要になってくる。災害をバネに日本をさらに良い国にしていきたい」といったお話が大変印象的でした。予定時間を超えるほど質疑応答も活発に行われ、先生のお話への関心の高さが伺えました。
ご講演終了後は、セミナー校舎前で記念撮影を行い、渡辺様ご夫妻にお礼をお伝えしてから、キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所に向かいました。そこでは、ウィスキーの製造工程を見学後、ウィスキーの試飲等を行い、バスの帰着場所である海老名に向かい、無事に文化見学会を終えることができました。
当日は前日までの雨もやみ、気持ちの良い秋の陽気でした。羽田先生をはじめ神奈川支部会員の皆様と交流を深めることができ、非常に楽しく有意義な一日を過ごすことができました。今回参加できなかった皆様(特にお父様方)も、この後の神奈川支部のイベントには是非ご参加下さい。
略儀ながら、ご講演頂いた羽田先生、富士吉田セミナー校舎の渡辺様ご夫妻、ご参加及びサポート頂いた神奈川支部会員の皆様に深く感謝申し上げます。(記:神奈川支部長 川崎愛一郎)