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2015年12月17日
12月12日(土)、新宿キャンパスにて、神奈川支部主催の文化講演会が開催されました。工学院大学の前学長であり、顧問・名誉教授の水野明哲先生を講師にお迎えして、『工学院大学での36年間~保護者とともに育てるエンジニア~』というテーマでご講演頂きました。神奈川支部の会員の皆様他、46名という過去にない多数の参加者があり、先生のご講演に対する関心の高さが伺えました。
ご講演は、先生のご専門である風車・トンネル換気に関する研究のお話や学生を一人前のエンジニアに育てるためにはどうしたら良いのか、といった教育論、英語を学ぶには、等々、多岐にわたる非常に興味深い内容でした。個人的に印象に残っているのは、先生が学長時代にCS顧客満足度向上として取り組まれた際に、「大学の顧客は就職先の企業である」として、学生が社会に出て通用するように厳しく育てられた」という点でした。
また、プロの尺八奏者としてもご活躍されている水野先生ですが、尺八の生演奏を披露して下さいました(一二三鉢返調)。私にとっては、初めての生での尺八演奏拝聴でしたが、その落ち着いた深い音色と微妙な音程の変化をもたらす先生のテクニックに感動を覚えました。
ご講演と尺八演奏で、予定時間を超えるあっという間の楽しいひと時でした。まだまだ、お話をお聞きしたかったのですが、時間の都合で割愛された部分もあったようですので、是非、続編のご講演をお願いしたいと思いました。
終了後は、新宿キャンパス内のファカルティクラブにて懇親会が行われました。こちらも多くの方々にご参加頂き、和気藹々とした雰囲気の中、先生や会員相互、他支部の方々と歓談し、交流を深めることができました。
略儀ながら、ご多忙にもかかわらず快くご講演を引き受けて頂き、大変興味深いご講演を頂いた水野先生、遠方よりご参加頂いた静岡支部の新村支部長・秋山顧問、本部役員交流ということでご参加頂いた東京支部、千葉支部の皆様、サポート頂いた後援会事務室の皆様、並びに神奈川支部会員の皆様に深く感謝申し上げます。
(記:神奈川支部支部長 川崎愛一郎)