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副幹事長の挨拶(4)

後援会副幹事長 野呂 康宏(のろ やすひろ)
(工学部 電気電子工学科 教授)

工学部電気電子工学科に所属して電力システムを専門としています。電力システムというと,社会インフラを構成する大きな柱であり,普段の生活においては画期的な変化が見えにくいのですが,実は大きく変化しつつあります。例えば,地球温暖化問題に対応するために,電源がこれまでの火力発電中心から太陽光発電や風力発電に代表される再生可能エネルギーにシフトしつつあり,また,電力自由化の流れにより従来の地域独占形態から私たち自身が自由に電力会社を選べるようになる等です。

 

このような状況の中,学生に取り組んでもらう研究テーマは,現状のシステムの課題解決にとどまらず,将来の電力システムの姿を考え,その実現可能性や実現のために解決すべき課題を扱うものが多く,以下のようなテーマもあります。
(1) 再生可能エネルギーだけで十分な電力を供給できるのか
(2) 太陽光発電や風力発電の出力は天気次第だが,どのようにすれば需要とバランスさせることができ,電力システムを安定に運用できるのか
(3) 火力発電で使われる同期発電機でなく,太陽光発電のようにインバータで接続される電源が増えた時にどうしたら安定に運転できるのだろう

 

テーマが極端なゆえに,現実的でない方向に向かわないよう,企業の研究開発部門に長く所属していた経験を活かして,学生と議論を進めています。学生側も,研究室に配属された当初は進め方に戸惑う面もありますが,1年間で卒業論文をまとめ,さらに大学院に進学して学会発表などの経験も重ねると目覚ましく成長を感じられます。

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