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副幹事長の挨拶(4)

後援会副幹事長 杉山 隆利(すぎやま たかとし)
(情報学部情報通信工学科 教授)

 本年度より後援会の情報学部幹事を仰せつかりました杉山隆利です。私は1989年に慶応義塾大学大学院理工学研究科電気工学専攻を修了し、同年 日本電信電話株式会社(NTT)の研究所に入社しました。この頃はご存知のようにバブル経済の絶頂期であり、当時は就職活動なるものは殆どしなくて良かった時代です。それに比べると今の学生の就活の苦労には頭が下がる思いです。私は大学の卒業研究から一貫して無線技術に携わっており、入社後のNTT研究所では衛星通信や今のWiFiの基盤となっている標準化技術を研究開発してきまた。また研究職としては珍しく、NTTコミュニケーションズやNTTドコモにも在籍した経験があり、研究者以外の多種多様な人脈を持つことが出来たのが、今では大きな財産となっています。また26年間務めたNTTを退職し、2015年4月より工学院大学にお世話になっており、あっという間に今年で9年目を迎えました。研究室においてもICT(Information and Communication Technology)の基盤となるBeyond5G/6G向けの移動通信や衛星通信に加えて、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)向けのセンサネットワークやGPS測位、ドローンネットワーク、可視光通信等を研究テーマに学生と日々、研究活動に精進しています。研究室のロケーションは新宿校舎ですが、2年生の八王子の科目も担当しています。

 さまざまな情報が溢れかえる現代において、安全で快適な情報化社会を実現するにはICTが必要不可欠であり、ICTが我々の生活にはなくてはならない社会インフラとなっています。またアフターコロナではICT関連の話題が取り上げられる機会が益々増加し、昨年度より高校の教科にも「情報」が加わりました。このような時代に対して情報学部では、未来の豊かな高度情報化社会を中核となって構築していける人材育成を目指しています。

 この度、後援会幹事の大役を仰せつかり身の引き締まる思いです。情報学部と皆様の連携がより一層促進されるように努めていきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

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