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2022年03月11日
日時:2021年11月25日(土曜日)09:45~16:00
場所:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通 HAT神戸内
参加人数:14名
行程:人と防災未来センター見学(10:00)~レストランMarin(12:00)
~県立美術館エジプト展見学(13:00)~Ando Gallery(15:20)
爽やかな秋晴れの下、恒例の社会見学を約1年振りに開催することが出来、感謝いたします。
人と防災未来センターは、国の支援を得て平成14年4月に兵庫県が設置し,公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構が運営しています。
’語り部’による震災の体験談を伺い、大震災破壊の凄まじさを迫力ある大型映像と音響で体感しました。震災直後の街並みが、ジオラマ模型でリアルに再現されており、当時の悲惨さが強く伝わってきました。大震災ホールでは、復興に至るまでの街と人を新たな課題と共に歩んで行く姿をドラマ仕立てで観たり、世界で今起こっている自然災害や防災・減災の実践的な知識、地球上で起こる自然現象と人々との生活が交わることで、自然災害が発生することを学ばさせて頂きました。
阪神・淡路大震災の経験をきっかけとした防災と減災への切なる願いが込められており、何よりも大切なのは、その教訓を未来に生かすことです。甚大な被害をもたらす自然災害に対して、私達は全くの無力です。ですが、阪神・淡路大震災で起こったことを子供達に伝え、二度とこのような災害が起こらないように、色々な知識や知恵を発信しなければなりません。防災や減災は、政府や自治体の取り組む問題にとどまらず、一人一人の地域コミュニティの問題だからです。隣人愛とは何かを、深く考えさせられました。
東日本大震災被災地ドキュメンタリー映像を観た後、皆で美味しく昼食を頂き、県立美術館に移動しました。
県立美術館は、阪神・淡路大震災からの「文化の復興」のシンボルとして、2002年に開館しました。北には六甲山系を、南には瀬戸内海と神戸港を臨み、屋外にも彫刻作品があり、建築と風景が楽しめました。設計は、安藤忠雄氏によるもので、様々な芸術が融合する場として設計された建物にも見どころが一杯でした。2019年に安藤忠雄氏の世界中にある作品の模型などを紹介するAndo Galleryもオープンし、沢山の美しい建築に触れることが出来ました。
特別展では、ヨーロッパ五大エジプトコレクション、ライデン国立古代美術館所蔵の古代エジプト展に入館しました。本展では、特別にミイラ棺10数点が立てて立体的に展示されており、棺に記された「死者の書」などの呪文や様々な神々の図像、さらには精緻な装飾や製作技法、色彩の豊かさや書体の違いまで間近に見ることが出来ました。ミイラのCTスキャンの研究成果も世界初公開されており、将来的な技術を予見し、非常に良好な状態で保存されてきたミイラ達に感動し、一挙に棺が並ぶ幻想的かつ圧巻の空間の中で、6000年前の当時の人々の死生観を堪能しました。
保護者の交流の場として、このような機会を与えていただきありがとうございました。参加された皆様に、感謝いたします。