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イベント案内と報告

埼玉支部 新年会のご報告(2022年1月22日)

埼玉支部2022年02月21日

 1月22日(土)に新年会を開催いたしました。

 Zoomによる完全オンラインでの講演会及び茶話会の2部構成の企画とし、支部役員をはじめ顧問、代議員、そして大学から情報学部情報デザイン学科教授の田中久弥先生をお招きし、総勢24名の方に参加いただきました。

 

 

<第1部 講演会 —情報学部情報デザイン学科教授 田中 久弥 先生—>

 

 「VR・生体計測技術と福祉応用」というテーマで田中先生にご講演いただきました。

講演では、生理計測、生体計測技術を採り入れた脳波や心電、筋電によるデータ収集、また住環境におけるVRによるシミュレーションを組み合わせながら、実社会における生活支援サービスへどのように応用し生かしていくかを研究されています。

 また、VR技術は今や様々な分野で応用されており、私はゲームやエンターテイメントの分野しか頭に浮かびませんでしたが、講演では住宅環境における人体への影響についてシミュレーションを用いて解説いただきました。今後も研究への活用拡大が期待されるところです。

 さらにその生体計測技術により、福祉の分野への活用が期待されており、認知症患者の機能改善に役立てるのみならず、認知症の早期発見にむけた基礎研究やアプリ開発にも力を入れておられます。

 日本では超高齢化社会を迎え、認知症を発症しないための対策、或いは発症しても軽度の内に早期発見できるようにするなど、「攻め」の対策が必要になるのではないかと感じました。今後の研究に期待したいところです。

 なお、専門分野の講演の後は、父母の皆様が最も気にしているお子様の学生生活、また進路指導についてご説明いただきました。大学院に進学するメリットや、就職活動は早めの動き出しが肝心であることなど、所々ユーモアも散りばめた解り易いお話に、参加者全員が聞き入っていました。

 

 

<第2部 茶話会 —フリートーキングによる情報交換—>

 

 講演をいただいた田中先生にもご参加いただき、茶話会として参加者全員での情報交換会を行いました。参加者全員の自己紹介の後、低学年のお子様を持つ会員の皆様からのご不安に思うことなどを中心に、フリーディスカッション形式としました。

 現在、私たちの生活は長引く新型コロナウイルス感染症の影響により、社会生活自体にも制約を余儀なくされており、また本学後援会及びその支部活動における行事も中止或いは延期をせざるを得ない状況でした。このコロナ禍における大学生としての2年間、ほぼ登校もできず人的交流も得られなかったお子様らが不安も抱えられているのではないかと心配しておりました。そうした中、多くの1・2年生のご父母の方々にもご参加いただき、活発に意見交換できたことをありがたく思います。

 就職や進学に関するディスカッションでは、卒業生や高学年のお子様をお持ちの参加者の皆様からもご家庭の経験談を踏まえた就職活動秘話や、田中先生からは就職戦線の実情、就職活動における注意点など、普段なかなか聞くことができないようなお話をいただけたことなど、参加した皆様も今後お子様が直面する時に向け、大変参考になったのではないでしょうか。

 オンラインでのディスカッションのため、当初は時間が余ってしまったらどうしようかとも心配しておりましたが、蓋を開けてみたら寧ろ時間が足りないくらい盛り上がり、嬉しい誤算となりました。

 

 

 今回の新年会は、講演会、茶話会とオンラインのみでの活動でしたが、ご講演をいただいた田中先生はじめ、講演会での質疑や茶話会において、参加された会員の皆様から積極的なご発言をいただき、大変ありがとうございました。田中先生のお人柄にも助けられ、終始和やかな会となりトータル3時間半に渡る盛会となりました。

 

 埼玉支部では、今年こそ新年会を開催しようとの思いも強く、前年秋から検討を重ね、見学会・講演会・懇親会の3部構成を策定。

 しかし、感染拡大により移動を伴う見学会と飲食を伴う懇親会を断念。その後、講演会も完全オンラインとなり、茶話会(意見交換会)を加えた2部構成での開催となりました。折角の会員の皆様とお会いできる機会をなくすことだけはしたくない一心で、開催だけは諦めずに進めたことは今後の支部活動においても良かったと感じています。

 

 さて、2022年度はどのような年になるでしょうか。コロナ禍が収束していくことを願い、以前のように父母が連携して活発な後援会活動ができるよう、役員一同努めてまいります。皆様のご参加をお待ちしております。

 

記:副支部長 岡田 裕

 

 

新年会①

新年会②

新年会③

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