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イベント案内と報告

埼玉支部 研修会のご報告(2023年12月3日)

埼玉支部2024年04月01日

 支部役員、代議員、大学から副学長情報学部情報デザイン学科教授 蒲池みゆき先生をお招きし、総勢31名の方に参加いただきました。
 今回は、神奈川支部 3名、千葉支部4名の方もご参加いただき、首都圏支部間の交流も図ることができました。
 12月初旬にもかかわらず暖かく終日晴天のもと、全行程を無事に終え閉会に至りましたことをご報告申し上げます。

~第一部 講演会~
副学長情報学部情報デザイン学科教授 蒲池みゆき先生による「学生生活、就職支援について」ご講演頂きました。上原支部長の蒲池先生の経歴紹介からはじまり、前半を情報学部としての研究内容について、後半は副学長として学生生活、主に就職支援について、1時間にわたり、ご講演いただきました。
◆前半 研究分野についてのご講演
・人間の顔認知について 
2歳くらいまでにどれぐらい顔を見せておくかは結構大切でマスクをしたまま全員が接触していた場合、顔のパターンを学習しないようになってしまうと、その後の発達に影響があるかもしれないという研究をされています。

・医療にVRが使えるという研究

コロナ禍で次の世代の医師を育成するために、部屋以外で研修させることができないかという東京医科大から共同研究の依頼がありました。救急救命医療は汎用治療と異なり、いつ発生するかはわかりません。育成のため手術場面をデータベース化・VRで学習できないかということで取り組みました。
手術室にあるディスプレイには、いろんな情報が提示されていて、その時どこを見て、何をしていたかというのを記録していき、視線方向で無駄な動きがないか、あるいはプロの医者と目の動きがこんなに違ういうことを後から教えることもできます。そのような実験を通し、顔色が変わったときに気をつけることなど、顔色の変わり方が激しい場合にディスプレイに文字を提示し、検知できるか検証しました。
後半 学生生活、特に就職支援、進路についてのご講演
・2年生終わりくらいからインターンシップという言葉を聞き始めたら、「インターンシップは行ったほうが良い」とお薦めください。長期のインターンシップは少しずつ企業側がそれを見極めてそこに声を掛けるということが始まってきていますので参加する機会ができるだけ多いほうが良いと思います。
・企業と学生の意識には少しギャップがあるというデータ
粘り強さ、チームワーク力、主体性、コミュニケーション力については、学生さんの意識としては十分できていると答えるのですが、企業側から見るとまだ足りませんと言われます。今の段階で自分が足りないという認識を持つべきなのは、粘り強さ、チームワーク力、主体性、コミュニケーション能力だと思います。書いているエントリーシートの中で、一本筋が通ってくれたら良いです。

・ガクチカについて
エントリーシートでよく聞かれるのは、いわゆるガクチカです。学生時代に取り組んだこともありますが。よくよく考えると4年間何かを費やしてきたものはあるはずです。中学時代高校時代も入れてもいいかもしれません。自分のことをしっかり見返して 一生懸命やったことって何かなっていうのを、振り返ったら何か出てくるでしょう。頑張ったところをちゃんとアピールできることが大事だと思います。自分の研究室が何をしてるのか、あるいは自分が何をするのか、どういう形でもいいので自分がどういうものを身につけて社会に出ようとしているかは把握した方が良いです。

・就活中にうれしかったこと
ご家族とのエピソードで家族にやってもらってうれしいと思っておりましたことをお話をされていました。まず、夜遅く まで一緒に起きていてくれた、新聞に載っている記事を教えてくれた、話し相手になってくれた、エントリーシートやメールの言葉遣いを直してくれた、面接対策の相談に乗ってくれた、シャツのアイロンがけ、靴を磨いてくれた、朝家を出るときは頑張ってねと見送りをしてくれた。
これがすごくご家族に対して感謝していることと、訴えかけてました。 やってほしいことは、やっぱりこういうことなんだろうなぁと思います。

~第二部 懇親会~
◆マグロ尽くしの昼食
参加者のテーブル中央にはマグロの頭が鎮座し、コース料理が出てきました。女将さんの手さばきにより頭の身も余すとこなく参加者に配膳され美味しく頂きました。皆さん、会話も弾み楽しい昼食でした。

◆軍艦巡りのクルージングツアー
夕刻にもなり風が冷たく吹いてきましたが、イージス艦を横目に参加者が各々、写真撮影をされてました。艦隊の大きさに皆、圧倒され夕陽をバックに良い思い出ができました。

最後に、蒲池先生の講演を拝聴し、早い段階での就活や子供を支える親の役目の重要性が不安な気持ちを抱えている子供の後押しができる一つの役目と感じました。優しく時には厳しく親としての立場で背中を押してあげる、そんな事を気付かされた講演でした。埼玉支部の活動を通じ、今後も情報共有やコミュニケーションを築き、より良い支部活動にしていきたいと感じました。

 

記 副支部長 高橋 直樹

 

①蒲池みゆき先生講演会

②マグロ尽くしの昼食

③軍艦巡りのクルージングツアー集合写真

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