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2018年10月10日
さる、8月25日(土)に埼玉支部第1回代議員会・講演会・懇親会を新宿キャンパスにて開催しました。顧問2名を含め31名の参加でした。
【代議員会】
青木支部長の挨拶から始まり、参加者の自己紹介後資料に沿って以下の議題の説明があり、承認・確認されました。
1.支部代議員の役割について
2.2018年度 支部活動計画について
3.キャンパス見学会について 9月29日(土)新宿キャンパス見学会担当
4.支部研修会について 実施日 11月17日~18日 1泊2日
行先:山梨県方面 ご講演:先進工学部生命化学科教授 南雲紳史先生
5.その他
・支部新年会について、実施:2019年1月19日(土)行先:鉄道博物館を予定
・大学後援会父母懇談会出席状況
【講演会・懇親会】
4月から後援会幹事長に就任された、先進工学部機械理工学科 雑賀高先生にテーマ「水素エネルギー社会は来るのか?-蒸気機関から燃料電池まで」と題して、ご講演をいただきました。
先生は日本工学教育協会理事、自動車技術会理事、日本技術者教育認定機構(JABEE)認定・審査調整委員会委員をされています。著書は「自動車のエクセルギー解析₋エネルギーの有効活用をはかる」コロナ社、「技術者の倫理(改訂版)」コロナ社、「バイオ水素とキャリア開発の最前線」シーエムシー出版、「最新技術のイノベーションと課題-技術の進化と深化」公益社団法人 日本技術士会、「マイクロ燃料電池の開発最前線」エヌ・ティー・エスがあります。
ドイツのトーマス ダベンポートが世界初の電気自動車が完成されたのが1937年。アメリカで世界初の大量生産方式による自動車生産が可能になったのが1908年。大量生産が可能になりエネルギー問題が課題となった現代社会。そこで水素エネルギーが期待・注目され研究され、水素基本戦略のシナリオが2030年に向けて動いているとのことです。水素は軽く・無色・無臭。いろいろな形で取り出しが可能。しかし、問題もあり輸送・貯蔵・利用が課題。燃料電池の可能性は環境に優しく安全とコンパクトさです。先生が試作されたアンモニア分解システム搭載燃料電池軽自動車はエンジンを取り出し改良するのに一年かかりそこからさらに時間をかけ試作されたそうです。燃料電池の大きいこと。運転手が一人乗れるのみで速度も歩く程度のスピード。研究の根気と地道さを感じました。
帯水層分離装置初めて聞くシステムでしたが、壮大なスケールのミッションでした。今後が楽しみです。
雑賀先生には貴重な講演とともに、父母からの質問に丁寧に答えていただき、ありがとうございました。
講演会終了後、参加者は雑賀先生とご一緒に、新宿キャンパス中層棟8階にあるファカルティクラブにて懇談会を開催しました。先生を囲みながら、参加者同士が交流を深めることができました。話しやすい雰囲気の中で、会議で質問するようなこと、ちょっと聞いてみたいことなど会話が弾み大変楽しい時間を過ごしました。
記:副支部長 遠山公子