グローバルナビゲーション
ローカルナビゲーション
ここから本文です
2022年12月19日
10月29日(土)、14時から第一回代議員会(参加43名)、15時から講演会(参加50名、リモート7名)を新宿キャンパスで実施いたしました。
【代議員会】
代議員会は今年度役員の紹介、平支部長の挨拶から議事へ進み、無事に閉会に至りました。
◆トピックス
①支部規約の変更(見直し)の為の審議
規約上と現状との差異の洗い出しを役員会で行い、洗い出した5項目の規約改正について、平支部長より新旧規約表を代議員へ提示し、詳細な説明があり審議され、規約の変更(見直し)が可決されました。
②追加代議員の選出について
今年度は、支部総会(書面送付によるホームページ上開催)でメールやハガキによって新たに9名の代議員の承諾を得たものの、現3年生はコロナ禍の影響から入学式の中止(のちに1年遅れの入学式の実施)、そして現1年生・2年生の入学式も、保護者の不参加などで恒例の入学式での代議員の人員確保ができず、定員の100名から程遠い状況でした。そこで、代議員を確定した支部総会後の父母懇談会でさらに代議員を募集し、8名が承諾して新たに選出されたことを報告いたしました。
③代議員施設研修会の案内
2022年11月26日(土) 分身ロボットカフェDAWN
HP https://dawn2021.orylab.com/
外出困難者の従業員方たちが分身ロボット『OriHime』&『OriHime-D』を遠隔操作しサービスを提供している新しいカフェにて施設研修会を開催します。
【講演会】
先進工学部 生命化学科 教授 南雲紳史(なぐも・しんじ) 先生 「化学構造式のささやき」
南雲先生のプロフィール
1987年 明治薬科大学卒業、1992年 九州大学薬学研究科修了、同年 東邦大学薬学部助手
1996年 北海道薬科大学講師、1998年 助教授、2004年 工学院大学応用化学科助教授
2010年 教授、2015年 生命化学科教授、現在に至ります。
またこの間、2000年から2001年 ミネソタ大学化学科及びテキサス大学オースティン校薬学部において博士研究員をされていらっしゃいました。
冒頭、南雲先生の自己紹介からはじまり、本題に入りました。米国国立がん研究所で1962年8月タイヘイヨウイチイの樹皮が細胞毒性を持つことが明らかになったとの事。そこから1966年9月活性物質が単離されたものが、タキソールと命名され後に悪性黒色腫と難治性卵巣がんに有効と判明したが、それを治療に利用するためには化学の力が必要と説明があり、とても興味深い内容でした。
また、講演会開始前に南雲先生より配布された分子模型キットを組み立てながらの講演も、とても新鮮で16時30分までという時間があっという間に過ぎてしまいました。
講演最後に大学院への進学についてご説明いただきました。諸外国に比べ日本が大学院への進学率が低く技術立国として懸念があること、大学院への進学は研究だけではなく学部生を教える仕事もするので学生を大きく成長させることなどをお話いただき、わが子の将来にとって、とても有意義な内容でした。
今回東京支部講演会では、初めての試みとしてZOOMでの配信を行いましたが、何分不慣れなためリモート参加の皆様には、いろいろと行き届かない点が多々ありましたことを、この場をお借りしてお詫び申し上げます。
(東京支部 副支部長 新田英二 記)