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2015年04月17日
■第二回代議員会
2015年2月28日(土)午後1時より、東京支部第二回代議員会が工学院大学新宿キャンパス5階0563教室で開催され、役員を含め39名の代議員の方に出席いただきました。白石、寺門副支部長の司会により議事進行が行われ、本会議は安井支部長の挨拶で始まりました。そして支部役員の紹介後、安井支部長より、
1、2014年の支部活動報告
2、2015年の支部活動計画
についての説明がありました。
*写真 ①、②
■第二回講演会
代議員会に引き続き、午後2時より、基礎・教養教育部門(数学)教授、熊ノ郷直人先生による講演会が開催されました。ご講演のタイトルは『頭の活性化~もう一度、数学を』でした。
ご講演は、熊ノ郷先生から配布されたプリントを使って進められていきました。5つの問題にそれぞれ「基本」、「標準」、「確認」があり、「基本」と「標準」はカンで解いてみて、最後の「確認」で先生から数学を用いた理論的な説明がありました。例えば問題1は、『工学院大学のキャラクター、コーガくんとクイーンちゃんについて、先生が書いたイラストを一筆書きができる場合は一筆書きし、できない場合はその理由を答えよ、』というものです。これが数学とどういう関係があるのかなと思いながら、一筆書きを試みました。最終的に、私はカンで解くことはできませんでしたが、先生の解説によると、頂点につながっている辺の数が奇数である頂点が0個か2個であればその図形は一筆書きができるそうです。そのことを丁寧に説明していただきました。
他にも、『会社の社員が一ヶ所に集まって会議をすることになったが、それぞれの住んでいる場所からの総移動距離が最小になるには、どこに集合すればよいか、』という問題もありました。これは、塾などをどこに開けばよいかなどを考えるのにも役立つ理論ですし、印刷機で印刷したあと、製本機で製本するが5種類のちがう本を最短時間で印刷、製本するにはどの順序がよいか、などを考える上でも役に立ちます。このように、私たちが普段カンでやっていることを、数学的な理論で説明していただきました。
公式がわかると効率があがるそうです。数学を生活と結びつけてみると、役立つことがこんなにあるのだなと思いました。私も、先生のおっしゃる理論が面白くて、気づいたら問題に没頭しておりました。数学によって確かに頭が活性化することを実感しています。そして数学は、時にはひらめきも大切だと思いました。
参加者から、先生の数学の授業はいつもこのような形で行われるのかとの質問が出ましたが、熊ノ郷先生は、選択科目としての数学の授業でこのような問題を扱っておられるそうです。こんな楽しい授業を実際に受けている学生たち、本当にうらやましいです。
参加者の皆さんも口々に楽しかったとおっしゃっておられたのが印象的でした。
*写真 ③、④
(熊ノ郷先生と記念撮影)
*写真 情報系⑤ 建築系⑥ 電気系⑦ 機械系⑧ 化学系⑨ GE学部⑩
■交流会
講演会終了後、新宿校舎中層棟8階ファカルディクラブで熊ノ郷先生をお招きして交流会を開催しました。熊ノ郷先生からご挨拶をいただき、後援会会長の宮木氏に乾杯の音頭をお願いして会は始まり、和やかな雰囲気で進みました。
*写真 ⑪、⑫、⑬、⑭
ご多忙の中、多くの会員の皆様にお集まりいただき、感謝申し上げます。今後とも、支部活動へのご支援とお力添えを賜りますよう、会員の皆様によろしくお願い申し上げます。
次回の支部関連行事にて、皆様のお越しをお待ち申し上げております。