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2017年05月04日
■第二回代議員会
2017年2月25日(土)午後1時より、東京支部第二回代議員会が工学院大学新宿キャンパス中層棟5階0563教室で開催されました。
役員を含め46名の代議員の方の出席があり、古川副支部長と佐々木会計監査の司会により下記のとおり議事進行が行われ、議事内容について拍手を持って承認されました。
1 支部長挨拶
2 支部役員紹介
3 2016年度支部活動報告
4 2017年度支部活動計画
■第二回講演会
代議員会に引き続き、午後2時より、建築学部まちづくり学科 横山計三先生による「やさしい建築設備環境を守り、環境を作る」というテーマで講演会が古川副支部長の司会により開催されました。
横山先生は、まず建築に携わることは自分にとって非常に良いことでありその一つが、自分が携わった建物がいつまでも残ること、そして大勢の人に喜ばれることですと仰っていました。また、講演の中で建築設備とは、建築と設備の関連についてどのような物であるか解りやすく話をされました。
その中でも、エアコンを私たちが購入するときは何を基準に考えて買うのでしょうかと質問されました。多くの方は、使用する部屋の大きさ(何畳、何平米)で購入を決めていますと答えていました。すると横山先生は日射、壁からの熱、室内での家事による熱、吸排気による熱等を総合して計算しエアコンの大きさを考えるとのことでした。しかし、皆様の家庭で使用するエアコンは、今は何畳・何平米の基準で購入されても大丈夫だそうです。
また、皆様がエアコンを使用する場合エネルギー(消費量)は夏と冬(冷房と暖房)ではどちらが大きでしょうかと言う質問では、参加された大勢の方が夏(冷房)と言っていました。そこで、例1で説明をして頂けました。
例1
夏:外気温30度、室内温度を26度にする場合
冬:外気温4度、室内温度を22度もする場合
夏の場合は、30度―26度なので、外気温と室内温度の温度差が4度に
なります。冬の場合は、22度-4度なので、室内温度と外気温の温度差が
18度になります。以上のことから温度差が大きいほうがネルギー(消費量)
は、多くなるので冬になります。ですから、電気代も高くなるようです。
建築設備の役割(環境を守る)では、温暖化について触れられて話をされました。温暖化を防ぐには、地球規模、地域規模、都市規模で考えなければならないそうです。では、世界のCO2排出量の多い国は1位中国、2位アメリカ、何と5位は日本だそうです。また、一人あたりのCO2排出量の多い国は1位オーストラリアですが何と3位は日本だそうです。そのため、温暖化を防ぐには自然エネルギーを使うのが一番いいそうですが安定性に欠けるためあまり進んでいないのが現状だそうです。最後に、横山先生から電気の自由化で損得を考えてみたことがありますかとの質問に例2で説明をして頂けました。
例2 ある家庭の電気代の比較です。
△△電力
2016年の○月の電気代が9,806円で342Kwhでした。
○○会社に変えた場合
2017年の同じ月の電気代が8,975円で377Kwhでした。
△△電力 9,806円÷342Kwh=28.7円/Kwhでした。
○○会社 8,875円÷377Kwh=23.8円/Kwhでした。
以上のことから使用電気量が多いのにもかかわらず電気代が安くなりました。皆様一度お家で計算をしてみては如何でしょうか。
講演は分かりやすく楽しく勉強させて頂き、1時間半の講演時間もあっという間に過ぎてしまい終了時には会場から大きな拍手がありました。
■交流会
講演会終了後、低層棟8階ファカルティークラブで横山先生をお招きして栗原副支部長の司会により交流会を開始いました。横山先生からご挨拶を頂き神奈川支部の林支部長に乾杯のご発声をお願いして交流会が始まり、和やかな雰囲気で進みました。
ご多忙中にも拘らず、多くの会員の皆様にお集まり頂き感謝申し上げます。
今後とも、支部活動へのご支援とお力添えを賜りますよう会員の皆様に宜しくお願い申し上げます。
次回の支部行事にも、皆様のお越しをお待ち申し上げます。
以上