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副幹事長の挨拶(1)

後援会副幹事長 渡部 隆史(わたなべ たかし)
(教育推進機構 基礎・教養科 教授)

2022年度に引き続きまして後援会活動に幹事として参加させいただきます渡部隆史です。

大学後援会の目的として掲げられている「学生生活の向上を図り、併せて大学の発展に寄与する」ことを常に心にとどめ、活動をしていきたいと思っております。

 

所属は教育推進機構基礎・教養科です。研究の専門は素粒子物理学の実験的研究であり、つくば市にある高エネルギー加速器研究機構を拠点として、大型加速器を利用した素粒子反応の研究、粒子測定器の開発研究を行っています。現在は、直線型の電子・陽電子衝突型加速器を日本国内に建設、実験を実施することを目的として活動しています。国際共同研究グループでの活動となるため、研究施設での直接的な活動に加え、昼夜の区別なくオンラインでのミーティングなどを行う日々を送っております。

 

本学におきましては主として1年生を対象とした物理学に関する共通基礎科目の講義、演習、実験を担当しています。また、先進工学部応用物理学科で希望する学生がいる場合には、卒業研究の指導も行っております。併せて、大学院工学研究科におきましては、電気・電子工学専攻の教員として、放射線計測の講義を担当しています。

 

本学への着任は前世紀末のことであり、着任当時は学生の皆さんに年齢が近い立場から教育指導をする一方、ときには進路、個人的な相談を受けることもありました。長きときを経て家族に大学生がいる年齢となった今、学生の皆さんとの関わりは、これまでの教員の立場としてだけではなく、親目線でのものが増えてきたように思います。そのような中、COVID-19により、学習環境を含めた社会の在り方、仕事とのかかわり方が激変いたしました。学生の皆さんもその学年ごとに社会に対する関わり方、就職(および就職活動)への不安などをこれまでとは違った形で抱えているものと思います。学生の皆さんが、いたずらに流行ばかりに目を奪われず、また、世の中に溢れる情報に押し流されることなく、自己を確立して確実に歩みを進めていけるよう寄り添い、共に歩んでいけるよう心がけていきたいと思っております。

 

よろしくお願いいたします。

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