生野銀山見学及び竹田城跡散策報告

日時:2020年11月7日(土)09:50~16:00

場所:兵庫県 朝来市生野町(生野銀山)、朝来市和田山町(竹田城跡)

参加者数:11名

スケジュール:【集合】<JR姫路駅>→<JR生野駅>→<生野銀山>(昼食)

→<JR生野駅>→<JR竹田駅>→<竹田城跡>→<JR竹田駅>【解散】

 

 毎年、恒例となっている社会見学会を今年は、生野銀山見学及び竹田城跡散策(懇親会の代わり)で開催させていただきました。例年11月上旬は雨の少ない時期なのですが、当日は気圧の谷の通過による雨空で、傘を差しての見学・散策となりました。紅葉の時期としては初旬でしたが、楓等が色づいており楽しめました。

 生野銀山は大同2年(802年)開山から昭和43年(1973年)閉山まで1200年ほどの歴史があり、2007年に近代化産業遺産に、2017年には日本遺産に認定されています。明治期に於いて鉱山に関係した企業は現在に続く大手企業も多く、生野銀山は明治29年(1896年)に明治政府から三菱合資会社へ払い下げられています。

 見学場所には坑道・露天掘跡等がありましたが、雨のため坑道のみを見学しました。生野銀山の全坑道は350km以上ありますが、一般見学用に開放されている坑道は1km程度で、40分程度の見学となりました。見学用坑道内には江戸時代採掘ゾーンと近代採掘ゾーンがありました。江戸時代採掘ゾーンでは人形や手掘り道具が展示され、当時の社会背景等を含んだ説明が大変勉強になりました。近代採掘ゾーンでは人形の他、電気または圧搾空気で動作する機械、巻揚機等が展示され、機械化の進展に興味が持てました。[写真①②③④参照]

 生野銀山見学後、昼食を摂り和田山の竹田城跡へ行きました。竹田城は戦国時代初期に築かれた全国屈指の山城で東西100m、南北400mの規模を誇っています。戦国時代の終わりと共に廃城となり、400年間朽ちるがままにされ現在は石垣しか残っていません。タクシー(一般車両は通行不可)で中腹駐車場まで行きその後、城跡まで登り20分、城跡内40分、駐車場まで下り20分の傘を差しての散策でしたが、皆ワイワイガヤガヤおしゃべりしながら親睦を深めました。[写真⑤⑥参照]

 今回の見学会は、生野銀山及び竹田城跡共に歩行距離の長い(運動量多めの)、見ごたえのある見学コースで、程良く疲れて充実した社会見学となりました。ご参加くださいましたみなさま、ありがとうございました。

 

①集合写真@生野銀山

②坑道入口@生野銀山

③坑道内1@生野銀山

④坑道内2@生野銀山

⑤散策風景@竹田城跡

⑥集合写真@竹田城跡

埼玉支部 第1回代議員会のご報告(2020年12月5日開催)

 2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19。以下「新型コロナ」といいます。)の感染拡大防止に努めるため、日本でも全国的に社会的活動の中止又は延期を余儀なくされております。

 埼玉支部においても、2020年度当初に新入生のご父母から内諾をいただいていた新代議員の方々の活動開始も、実際には年度も後半に差し掛かった11月8日開催の支部総会を待つことになりました。

 上記総会で決定した構成員による代議員会は、12月5日(土)、本学新宿キャンパスにてようやく開催することができました。参加者は17名で、そのうち新入生のご父母(新代議員)は3名ご参加いただきました。お忙しい中ご出席いただきありがとうございました。

 

 はじめに、上原新埼玉支部長の挨拶がありました。

 新型コロナが三度目の猛威を振るっている現在、今後の状況も読めず予断を許さない状況の中、①お子様ら学生が大学にも通えずに不安に思っていることなどを把握し、②そうした声を大学に届けていくことが後援会としてやるべきことであり、③支部としての活動は縮小されるものの、継続することが大切である、④そして感染防止に努めながら新しい支部のあり方を模索、実行していきたい、と強い決意が語られました。

 その後、参加者の自己紹介を行いましたが、お子様が大学に通えずにオンラインでの授業を中心に、ご自宅で課題に追われる日々を見るに付け、特に1年生のお子様を持つ新代議員の方々から、少しでも大学から、或いはご父母同士の連絡などを通じ、新型コロナ禍における有意な情報共有をしていきたいというご意見が多く挙がっておりました。支部としてもこうしたご意見を大学に上げていきたいと考えております。

 

 その後本日の配付資料に沿い、以下のように議事を進めました。

(1)支部代議員の役割について

・選出方法、任期、職務、参加いただく支部活動及び現時点での構成について説明がありました。

(2)2020年度 支部活動計画について

・2020年度支部活動としては、実質11月8日の支部総会から来年夏に行われる2021年度支部総会までと短くなりますが、その直前の6月までの予定が示されました。この内、支部総会の際に承認いただいた計画からの変更点について、次の議題で説明を行いました。

(3)支部新年会兼研修会について

・例年秋に行っていた研修会については支部総会の際に2021年新年会と併せて開催するとしておりましたが、新型コロナの第三波の影響は、年が明けても大きく変わらないだろうとの予測から、2021年1月23日に予定していた新年会兼研修会を延期することとし、代替として以下の提案をいたしました。

初 詣:1月23日(土) 明治神宮

研修会:3月14日(日) はとバスツアー及び大学教員による講演会(検討中)

・但し、この計画案も新型コロナの状況により、計画の変更も視野に入れて計画して参ります。

(4)その他

・自己紹介の際に参加者から発言のあったものの内、履修登録や授業のことなど、大学の対応や親としての接し方などについて、時間の許す限り意見交換をしました。

 

 話題はどうしても新型コロナを意識した内容になりがちで、また少人数の参加ではありましたが、こうした時だからこそ、親として、また支部としてすべきことなど、学年を超えた意見交換を行うなど有意義な時間を過ごすことができ、役員としても支部としてできることは何か、を改めて考え直す切掛けとなったものと思います。

 引き続き、みなさまのご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

記:副支部長 岡田裕

①2020年夏、新装なった新宿キャンパスのシンボル、アトリウム